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【洞爺湖】【観光地レポ】1977年火山遺構公園 に行ってきました

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洞爺湖有珠山ジオパークのひとつである「1977年火山遺構公園」。
小規模ながら火山活動の威力という自然の強さを目の当たりにできる場所です。

中にはこういった廃墟を見ると「せっかく楽しく旅行しているのに、被災した建物を見たら悼む気持ちになってしゅんとしちゃうじゃない…」という人もいるかと思います。
しかしご安心ください。
こちら「被害者ゼロ」の建物でございます!

    • 利用料金:無料
    • 所要時間:約10分
    • 訪問時期:2019年9月(木曜日)

 

概要

1977年~1982年の有珠山の火山活動により倒壊した病院が噴火災害遺構として保全・公開されています。
建物の中に入ることはできませんが、近くまで行けて、解説パネルもあります。

 

アクセス

洞爺湖温泉街からやや外れた位置にあり、ゆるやかな坂を上った先の奥まった場所にありますので、基本的には車で行くところだと思います(数台分駐車スペースあり)。

 

混雑状況

平日の午前中(ホテルチェックアウト後くらいの時間)に行きましたが、他に人はいませんでした。
小規模であることと、場所柄かもしれません。

 

公園内の様子

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倒壊した病院というのがこちらです。

 

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一部、窓ガラスが残っているところもありますが、ほとんどは割れてしまっています。

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中の様子も見えます。
テーブルのようなものが転がっていたりしてボロボロであることがわかります。

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こちらは完全に1階部分が崩れてしまっていて、木々に覆われています。
木の力強さも感じられる光景です。

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このようなパネルが3枚あり、有珠山噴火の様子やこの病院について解説されています(英語表記あり)。
パネルによると、当時この病院の入院患者230人は全員無事避難したとのこと。
当時の院長と町長のテキパキとした予測、協議、決断による避難開始と、病院スタッフの誘導で慌てず避難した入院患者が成功させた緊急避難だったと解説されています。

また、この病院が徐々に倒壊していき現在の姿になったとわかる比較写真もありましたので、ぜひこの公園を訪れて見て頂ければと思います。
本当に価値のある公園です。

 

個人的感想

小規模ですが温泉街からも近いので、手軽に見ることができる廃墟といった感じです。
解説パネルのおかげで当時の様子なども知ることができます。

直近2年の有珠山噴火の人的被害は、1977年噴火3名、2000年噴火0名。
あまりの被害者の少なさに、「え!?なにそれかっこよ!」とちょっと興奮しませんか?
そして「なんで?どうやって?」と色々知りたくなった方はぜひ火山科学館にGOです(火山科学館へ行ったときの記事はこちら)。

ロングラン花火を見に楽しんで訪れていた洞爺湖ですが過去にこんなことがあったんだと改めて実感できますので、より洞爺湖の奥の深さ、魅力を感じられます。
車と少しの時間があれば立ち寄ってみることをおすすめします!

 

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関連サイト

壮瞥町観光協会のサイト
1977年火山遺構公園|洞爺湖周辺観光スポット一覧!北海道壮瞥町そうべつ観光協会

 

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